MAKING OF

2023.06.01.

MalpriXができるまで―商品撮影の裏側

こんにちは。MalpriXのマルコです。

今日は「商品撮影の裏側」ということで、MalpriXのサイトに使われている写真がどのように撮影されたかをご紹介していきます。

デザインの作成

まずは決められた画像サイズのデザインデータを作成します。
社内外のデザイナーさんに協力をいただいて、著作権フリーのアート作品を活用したデザインを作成しました。


この平面データはMalpriX内の3D画像としても確認することができます。

データを元に靴下が出来上がりました。

撮影小物とスタジオの選定

アートの上に柄を載せるという野心的なデザインでしたが、イメージ以上の仕上がりに。細かい柄や豊富な色数を綺麗に再現できるところはMalpriXの大きな特徴です。

この靴下の柄に合わせて世界観をつくっていきます。
小物は撮影用小道具をレンタルできる「PROPS NOW(※1)」「tapie(※2)」というサービスを利用して探します。
※1 : https://props-now.com/tokyo/
※2 : https://www.tapie-rental.jp/

WEB上でも商品を探すことができますが、決めきれなかったので、実際にtapieさんを訪れて小物を探してみます。


(奇跡的に顔の角度が同じヴィーナスを発見。テンションが上がりました。)

小物探しと並行してスタジオも検討。
中世の洋館やアーティストのアトリエなど、世界観をイメージしながら探します。幾つかの候補のなかから、最終的に「DUMBO新宿 CANDY(※3)」に決定。同じスタジオ内で複数のロケーションが作れること、そしてなんといってもスタジオの色味が圧倒的に可愛いことが決定理由でした。

※3 : https://studiodumbo.jp/

いざ撮影


もはや説明不要の可愛さ。スタジオの色味を活かしつつ、小物の位置と足の開き具合を何度も調整し、撮影した渾身の1枚です。かかとにも印刷できることがMalpriXの魅力なのですが、その良さもしっかりと活きています。

人形と合わせてパシャリ。足元に遊び心を取り入れてみるのはいかがでしょう。フランスの画家ジョルジュ・ヴァルミエの「読書少女(1924)」をモチーフにした靴下です。

きりっとした青とオレンジのコントラスト。これはオーストリアのグラフィックアーティスト、カール・ウィーナーの作品である「Komposition in Blau」をプリントした靴下です。私自身もデニム着用時にこの靴下を愛用しています。

そして撮影現場でもMalpriX内部でも一際人気が高かった靴下がこちらです。

エドワード・ホッパーの有名な作品「Nighthawks」をプリントした靴下。紫のカラーパンツと床も色味があっていて、私自身もお気に入りの1枚です。タイプライター、新聞、本の配置、ライティングとこだわりが詰まっています。

後日談とスペシャルサンクス

そんなこんなで無事に撮影が終了しました。
撮影の裏話といっても、ライティングやカメラの話が出てこなかったのには理由があります。そう、それはプロのカメラマンさんに撮影を依頼したからです。

撮影の準備段階からご協力をいただいたカメラマンの北尾さん、靴下の一部デザインから服のコーディネート、足のモデルまで務めてくださった佐藤さんにはこの場を借りて感謝申し上げます。本当に素敵な商品写真となりました。

そして、この記事に載せきれなかった写真がまだまだあります。ぜひMalpriXのサイト内を探してみてください。写真の靴下を履いてみたいと思ってくださった方はぜひ購入のご検討もお願いいたします。

靴下の発注のご相談も承っています。そちらもぜひお気軽にお問い合わせください。

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