ものづくりを続けていくには、確実に同じことを続けるために行う地道な積み重ねがあります。そしてその隣では、新しい価値を作り出すためのチャレンジも並行して行われています。MalpriXの商品が完成するまでの流れをご紹介します。
自然豊かな工場から
MalpriXの商品は長野県篠ノ井の工場で日々生産されています。1970年に竣工し、操業が開始された50年以上もの歴史がある工場です。近くには千曲川が流れ、晴れた日には雄大な飛騨山脈も望めるような自然豊かな環境でものづくりを続けてきました。私たちのこだわりは「全て自らの手で作り上げる」こと。品質の高い商品がお客様の手元に届く、という当たり前のことを徹底しています。
靴下づくりの新たな挑戦
通常の靴下づくりには、大きく5つの工程があります。
①デザイン
②原料選定
③編み立て
④ロッソ・かがり・セット(場合によっては特殊加工)
⑤検品・包装
靴下をご注文いただく際には、①デザインと②原料選定について、お打ち合わせをすることになります。どんな柄がいいか、履き心地や性能はどうするか、を決める作業です。
あまり知られていないことですが、通常の場合、①デザインは自由ではありません。靴下は3Dの形状をしており、さらに編み立てにおいて糸数が制限されることから、どうしても細かい柄や色を入れられない部分が存在していたのです。
(編み立ての機械には年代物もあり、対応するデザインをつくるには昔ながらのソフトが必要なことも)
私たちは考えました。
360度自由にデザインできる靴下があったらどうだろう?
思いついたものをそのまま靴下にできたらワクワクするんじゃないだろうか?
そしてその思いが形になったのが「Malprix」です。「まるっとプリントできる靴下」として、従来の製法とは違う、白い原料に色をプリントする手法でつくった、カラフルな靴下が誕生しました。
MalpriXで好みの靴下をデザイン
昨年(2022年)に新しい機械を導入し、試作を重ねた「MalpriX」。男女兼用の2サイズ(23-25, 25-27)で販売します。
新しい機械の導入に合わせて、デザインシステムも構築。作りたい靴下のデザインを、WEBの画面上で見ることができるようになりました。しかも3Dで見ることができるので、実物そっくりです。
色の再現度を見るためのカラーチャートもご用意しています。デザインデータと仕上がりのすり合わせの参考に、ぜひご活用ください。